ボランティア

2009年6月25日 (木)

視覚障害者のためのパソコン体験講座のお知らせ


毎年実施しています視覚障害者のためのパソコン体験講座が、
今年も下記要領で行われますので、ご案内いたします。

パソコンに不慣れな視覚障害者と、その家族の方、そして視障者のパソコンに
関心のある方なら、どなたでも参加を歓迎いたします。
ぜひこの機会に、視障者のパソコンの体験に参加してみてください。

また、どなたかお知り合いの方で、該当されると思われる方がおられましたら、お声がけをお願いいたします。

視覚障害者のためのパソコン体験講座
http://www.sakado.psv.org/katudo/se-kouza.html

視覚障害者・家族・サポーターのためのパソコン体験講座です。

内容 画面読み上げソフトによるパソコンの基本操作、ワープロと
   メールとインターネットの体験、デイジー図書の紹介など
日程 7月コース:7月18日(土曜日)・19日(日曜日)10時~16時まで
   11月コース:11月14日(土曜日)・15日(日曜日)10時~16時まで
会場 デイケア鶴ヶ島「すまいるはうす」(鶴ヶ島市藤金901-54)
電話 049-287-3455
対象者 視覚障害者・家族・サポーターなど
定員 10名
参加費 無料
主催 埼玉県視覚障害者の生活と権利を守る会(埼視会)
共催 鶴ヶ島視覚障害者の会「アイネット」(鶴視会)
協力 坂戸パソコンボランティア
申込先 049-285-5439(鶴ヶ島アイネット 宇佐美)

7月コースと11月コースは、同じ内容の講座です。
どちらかのコースにお申し込みください。

また、毎月第3日曜日に、フォローアップ講座を開催しています。
http://www.sakado.psv.org/katudo/se-follow.html

会場 デイケア鶴ヶ島「すまいるはうす」
時間 10時~15時(途中からの入退室OK)
但し、7月と11月は体験講座です。

体験講座に参加できなかったかたも歓迎します。
視覚障害者のパソコン利用について知りたいかたもご遠慮なく参加を。

2009年4月 4日 (土)

第5回鶴ヶ島ボランティア市民活動フェスタの開催

3月14日(土曜)と、15日(日曜)の2日間にわたり、東公民館と市民の森を中心として、鶴ヶ島ボランティア市民活動フェスタが開催されました。

(写真説明1・ 入り口に縦書きで書かれた、ボランティア市民活動フェスタ2009の看板表示。)

このフェスタは、市内で活動している50近くの団体・サークルが集まり、自主的に運営している行事です。
各団体の活動内容の理解と、横の連携を図ることが主眼であり、加えて市民にも活動内容のPRと理解を得ることが目的で行われるものです。
3月14日は若者版として、AHOプロジェクトによる、食に関するイベントが催され、夕方より24時間を通しての市内の清掃を目的にゴミ拾いに出発してゆきました。
3月15日10時からは、オープニングのセレモニーが開催され、ホールにはリンゴの木に模した青いネットのツリーに、各団体が参加表明として赤い豆電球の飾り付けを行いました。

(写真説明2・ ステージ上でリンゴの木に赤い豆電球を飾る参加団体のスタッフ)

ホール内では、参加団体の活動を紹介するパネル展示や、ステージでのイベントが行われました。


(写真説明3・ ホール内のパネルでのアイネットの写真による活動紹介)

私たち視覚障害者の会アイネットでは、2階のブースで下記のような体験とデモを行いました。
1)視覚障害者が行うパソコンの操作のデモと体験
音声ガイドのソフトを利用して、キーボードのキーに触れると、そのキーの名前をスクリーンリーダーが、どのように読み上げるかの体験
2)スキャナを利用して活字印刷物を読み上げるデモ
3)自筆の名刺に点字を書く体験 
4)ホール内でのアイネットの活動の写真のパネル展示など。
点字体験やパソコン体験などは、子供の興味を引き多くの子供達がチャレンジをしていました。また、付き添いの両親や、お友達連れのお年寄りも関心を示して、熱心に耳を傾けてもらうことができました。

#(写真説明4・ 音声ガイドによるPCデモにヘッドホンで体験する参観者)

また、隣接の市民の森では、子供達の任者遊びや、椎茸を植えたほだ木などがあり、私も1本確保したので、2年後の収穫が楽しみです。
館内の調理室では、世界の料理と銘うって、7ケ国の料理を供していました。
さらには、前庭でも参加団体の模擬店や、フリーマーケットが開かれており、幸いにも暖かな容器に誘われて、多くの市民の方が参加してにぎやかなイベントとなりました。
ホールでのフィナーレは、天井に掲げられていた一片が5メートルの白紙で折ったジャンボ折鶴が、天井から下ろされました。折鶴を囲んで参加者全員で金色の色紙を、折鶴に貼り付けて、お色直しをしました。
そして折紙なので、もしや壊れてしまうのではないかと、皆で固唾を飲みながら見守る中を、ジャンボ折鶴はライトアップされて、紙ふぶきとハートの風船の舞い降りる中を、ロープでゆっくりと天井に向けて舞い上がってゆきました。

(写真説明5・ フィナーレで金色の折り鶴が天井に浮かび、豆電球に飾られたリンゴの木と、舞い降りる風船そして見上げる多くの人々)


2008年8月 1日 (金)

視障者のためのパソコン体験講座を終って

7月19日(土曜)・20日(日曜)の2日間、鶴ヶ島のデイケア鶴ヶ島で、視覚障害者のためのパソコン体験講座が開催されました。
この講座は、視障者の情報障害を改善するためのパソコン体験講座で、埼玉県視覚障害者の生活と権利を守る会(埼視会)が主催し、坂戸パソコンボランティアが協力して行われた行事です。
視障者は勿論、その家族そしてサポートを目指す方など、二日間とも20名を越す多くの方が参加して行われました。地域も志木・鶴瀬・ふじみ野・川越・嵐山・遠くは岩槻からと県内の広範囲から参加されていました。
会場のデイケア鶴ヶ島では、地域の福祉のため、画面読み上げ用音声ソフトの設定されたノートパソコン7~8台を整備して利用しています。また講座の会場として施設を開放するという社会貢献をしています。
体験講座の第1日目は、パソコンの基礎知識としてPCの構成・ソフトの概要・ソフトの起動の仕方・キーの位置と機能の説明・キーボードガイドによるキー操作の体験などを行いました。
午後はわーふろの体験として、マイエディットのソフトを使用し、参加者がそれぞれ文字入力の体験などを行いました。
第2日目はデイジーについての概要説明をした後、メールの体験をしました。
今年はMMメールから、マイメールにメーラーを変更しての体験を試みました。
マイメールの説明の後にマイメールの受信・受信したメールへの返信・新規作成で隣の人にメールを送信するなどの体験をしました。
午後からはインターネットの体験として、インターネット エクスプロらを使用して、グーグルでの検索でホームページを体験しました。
最後に各人で興味のあるホームページの体験として料理のメニュー・好きな書籍・音楽などをみに行きました。
2日間とも家庭的な和やかな雰囲気の中で、パソコンの体験ができたのは大変良かったと思いました。

2008年3月22日 (土)

鶴ヶ島市民活動フエスタ2008

鶴ヶ島市のボランティア市民活動フエスタ2008は、3月8日に若者版と交流会・9日には東公民館とその周辺でフエスタ2008が開催されました。

当日は暖かな弥生3月のフエスタ日和に恵まれて、楽しく大きなイベントも無事に幕を閉じることができました。
これも一重に、多くの会員とボランティアの皆様が、私達のために快く関わって支えていただけたおかげと感謝いたしております。

アイネットのブーツには、熱気と活気があふれ、大いに
盛り上がっていました。

特にアイネットでは、鶴ヶ島パソボラノ皆様の機器の借用と人的支援を
受けながら、視覚障害者のPC体験とデモを実施することが出来ました。

アイネットとしてフエスタへ参加した内容は次の通りです。
*ホールでのパネル展示と2階での体験コーナーです。
A) 2階の体験コーナーで実施した内容は
①PCのデモ・体験 内容はキーボードガイド・名前などの簡単な文字入力による音声の体験・スキャナによる活字読み上げの体験やデモなど。
②視障者の日常グッズの紹介 普段利用しているグッズを紹介する
③小物作りの実施 荷作りヒモでの小物作りのデモと展示
④マッサージ体験 10分間程度のマッサージの無料体験 
⑤アイネットの活動内容のDVDによる紹介
B) パネル展示への参加(ホールでの展示)
模造紙2枚に、B5サイズに印刷したアイネットの説明文入り行事写真の掲載・アイネットニュース第51号全文・アイネット紹介文などを掲示しました。
フェスタ会場全体とアイネットの展示場所
(展示会場写真:クリックして拡大)

C) フエスタ冊子にアイネット紹介文を掲載。 
皆様のおかげで、アイネットも市民活動団体の1サークルとして、
フエスタのイベントへ参加できた意義は大きなものがあったと思います。
展示パネル近影
(展示パネル写真:クリックして拡大)

2008年2月 6日 (水)

小学校での視障者のパソコンのデモと体験について

昨日は、市内の栄小学校4年生の総合の時間の福祉授業に参加しました。
今回のワークショップに参加したのは、車椅子利用者、聴覚障害者、視覚障害者、点字サークルなどのボランティアグループ、そしてお母さん達でした。
また、学童は2クラス、70名ほどが5ぐるーぷに分かれて参加しました。
教室を移動時に、そばを一緒に歩いていた数名の学童が自然に、「段差ですよ」と声かけをして教えてくれたのには、大変うれしく感じました。
私達のグループは、18名ほどで、視障者がどのようにしてパソコンを使うかのデモと体験をしてもらいました。
まずは音声によるキーボードガイドを利用してみました。これはキーを叩くと、そのキーの名前を音声で読み上げてくれるものです。
また、辞書機能を使っての漢字変換をして、画面を見ないで同音異語の漢字を区別する方法。読み上げる音声の高低により、「ひらがな」、「カタカナ」の識別法などのデモや体験をしてみました。
子供達は、パソコンの体験に対して興味を示し、真面目に行儀もよく、積極的で対話もしっかりとしていました。
今日は大変気持ちの良い授業への参加ができたと思いながら、私は校門をあとにしました。

2007年12月25日 (火)

音訳サークル「せせらぎ」20周年記念朗読会

12月17日に、音訳サークル「せせらぎ」20周年記念の朗読会が南公民館で開かれました。
開場は、招かれた私たち視障者を始め、朗読発表をする会員を含め、多くのせせらぎ会員が参加し、活気にあふれていました。
朗読会は「小倉さんちのわんわん物語」から始まり、漱石の「夢十夜」を第一夜から第十夜まで、それぞれが分担したベテランによる朗読を聞くことができました。
プログラムの中で特に「言葉遊」には、今年講習を受けた新人の方が、10名以上も参加していたのは、音訳利用者としての私にとって心強いかぎりでした。
引続き午後からも、「くもの糸」「残りの日々」など、熱のはいった朗読が続き、最後は迫力ある早口言葉での「外郎売のせりふ」で幕を閉じました。
それぞれ朗読者の個性に合った、30近いタイトルの朗読を熱の入った語り口で訴えられると、思わず朗読の世界へと引き込まれてしまいました。
「せせらぎ」の皆さんには、「広報つるがしま」・「社協だより」など、公的機関より発行される活字文書などをテープなどに音訳してもらっています。
更には私たちの情報障害の改善のために、真の生活面と人間形成のための情報提供などの支援をしてもらっています。
20年という長く培ってきた踏み跡をベースに、視障者への音訳情報の提供を、改めてお願いしたいと思います。