映画・テレビ

2009年2月23日 (月)

鶴ヶ島のシネプレックス若葉で初の音声ガイド付き映画鑑賞会

2月17日に地元鶴ヶ島のシネプレックス若葉で、初めて一般映画館での視覚障害者向け、音声ガイドによる東宝映画、「だれも守ってくれない」のライブ実況解説の映画鑑賞会が開催されました。
この映画鑑賞会は、「いどばた」、「鶴ヶ島アイネット」、「バリアフリー映画鑑賞推進団体シティライツ」、そして多くのボランティア活動団体の皆さんのご協力とご支援を受けて実現することができました。
当日は、市の内外から視覚障害者・車椅子利用者・ボランティアとして参加した方を含めて、140名近くの多くの方々に参加してもらうことができました。
一般の劇場で、一般の観客と同じ席で、イヤホンを使用してのFMラジオから流れる軽妙にして、臨場感あふれるダン コタロウさんの適切なライブ実況解説に引き込まれて、映像をイメージしながら映画を楽しむことができました。
また、大音響による迫力あるカーチェイスでの車のスリップ音などの効果音を、身体に感じながら、一般の方と互いに映画の感動を共有できる素晴らしさを味わうこともできました。
映画は、殺人を犯した兄のために、何の罪もない主人公の妹が、加害者の家族として、保護するよう命令を受けた刑事とともに、逃避行するドラマです
しかし、多くのマスコミやネットの掲示板などで、弱者となった加害者の家族を、世間は容赦なく攻撃してきます。
そんな社会の恐ろしさを、ドキュメンタリー風に描かれた映画です。
今後、私達視覚障害者が劇場で一般の方々と同様に、映画鑑賞できる環境づくりを行うために、ライブ実況開設のボランティアグループの発足を、ぜひ求めて行きたいと思います。

2008年12月30日 (火)

視覚障害者向け音声ガイド付き映画


いま、話題の映画「私は貝になりたい」を、新宿バルトナインで開催された音声ガイド付き映画の上映会に、参加して観賞してきました。
この映画は、「バリアフリー映画鑑賞推進団体シティライツ」が主催して、地元の新宿グループの方が、視覚障害者のために企画実施したものです。
この音声ガイド付き映画というのは、映像の見えない視覚障害者に対して、スクリーンの映像に合わせて、時々刻々変化してゆく情景や状況に対して、視覚的な情報を実況解説してもらうものです。
今回は、客席に送信されたFM電波を、私達は携帯用小型FMラジオで受信して、状況解説の音声を聞きながら、その画面をイメージして映像を思い浮かべながら楽しむことができます。
一般の映画館で一版の方と同席して、しかも同じ新作映画を観賞できるのは、視覚障害者にとっては長年の夢を実現させることができました。
視覚障害者にとって映像は無縁と思われていました。しかし音声ガイドにより画面の実況開設がつき、効果音、音響などにより、見えなくとも素晴らしい映像画面を、個々にイメージを描いて、映画の楽しみを得ることができました。
映画は命令に従った一兵士がBC級戦犯となり死刑を宣告されるものです。
戦争の不条理や哀しみを、そして家族愛を描いた人間ドラマです。
この映画のラストシーン近くで、13階段を上りながら、「もし生まれ変わるなら人間には生まれ変わりたくない。牛や馬がいい。これも人間にいじめられる。そうだ海の深い深い・・・」と、死に直面したさいの思いが印象的でした。

2008年2月27日 (水)

映像のない映画

数年前までは、視覚障害者にとって映画は、無縁に近いものでした。
しかしながら、近年は視覚障害者には音声ガイド付き、聴覚障害者には字幕付きのバリアフリー映画が製作されるようになりました。
昨年、私は約40年ぶりに、都内の映画館で、一般の方とともに音声ガイド付き「武士の一分」の映画を観賞することができました。
今回は、沖縄の水族館の実話を基にした、傷ついたイルかと人間の交流をテーマにした、「ドルフィンブルーふじ もう一度空へ」の愛に満ちた映画を観賞することができました
テレビと異なり、映画館で見る映画は、音量も大きく迫力に満ちていました。
現在私達が音声ガイド付き映画を見る際は、主催者側で用意したヘッドホン、または持参したFMラジオで受信して情景描写の解説を聞く方法と、既に映画の中に解説付き音声が組み込まれているものとがあります。
いずれにしろ視障者は、情景描写のガイドを頼りに、イメージを膨らませて、自身でそのガイドにあった映像を作り上げて、イメージの中での素晴らしい映像を楽しむ事ができるようになっています。
情景描写の解説付き映画の提供により、視覚障害者も映像文化を身近に感じられるようになったのは、大変うれしいことだと思います。